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BD-1でやよい食堂へ 1/1

BD-1──2014年11月(2014年11月公開)

折りたたみ小径自転車BD-1

 ディフェンダー(四輪)、W800(自動二輪)につづく愛車は、折りたたみ小径自転車BD-1だ。すでに何年も前にリニューアルして新型になっており、ぼくのは型遅れになってひさしい。だが、あんまり乗っていないので、幸か不幸か、まだけっこうきれいである。

 そのBD-1で出かけてみようと、おもいたった。行き先は、大盛り界では有名だという野田の「やよい食堂」である。

 市川から野田までのルートは簡単明瞭だ。まず江戸川に出て、あとはとにかく、ずっと堤防を北に向かって走っていけばいい。

 ただし距離は片道25km以上ある。BD-1でそれだけの距離を走ったことは、これまでない。

江戸川沿いを北上

 チェーンにオイルをさし、タイヤに空気を入れたりしてから自宅を出発。まもなく、江戸川沿いに出た。

 空がきれいだった。スカイツリーと富士山が見えた。

 冬型の気圧配置で、この日関東はよく晴れた。その代わり、堤防には冷たい北西の風が吹きつけ、向かい風となっていた。自転車は、漕げどもなかなかすすんでくれない。

 松戸。江戸川に船が出ていた。漁船のようにも見えたが、レジャーで釣りをしていたのかもしれない。どうだろう?

 海から25km地点。前方に見える鉄道橋は、つくばエクスプレスである。左側に下り列車がやってきたところだ。

 さらに流山橋を越えると、だいぶのどかな風景となる。

 常磐道の手前。工事のため、堤防上は通行止め。すぐ下の自転車専用道(ということになっているふつうの道、ただし自動車は通行不可)を走る。

 常磐道をくぐったあたりからは、ずっと堤防の工事中だった。ダンプが何台も行きかい、砂埃がもうもうと舞いあがる。

 堤防脇に、ヘリポートがあった。どう見ても、個人の邸宅の庭先につくったようにしか見えないのだけど。

 県道326号の橋をくぐる。この橋、なんて名前?

 右手遠くに筑波山が見える。その手前に、観覧車が見えてきた。野田に観覧車があったことを思い出した。

 野田橋の手前で、キッコーマンの工場があらわれる。海から37.75km付近である。

 ここで堤防から降りて、工場の脇を通り抜け、県道5号に出る。

 中野台の交差点をすぎて、つぎの道を右へ折れて少し行くと、目的地やよい食堂に到着した。

やよい食堂

 やよい食堂のたたずまいは、ごらんのとおり。ネットで見るより、本物ははるかに昭和テイスト全開であった。

 メニューはかなりバリエーション豊富である。ぼくは野菜てんぷら定食660円をたのんだ。大盛りで有名な店ということなのだが、それはさすがに無理。並みにしました。

 それでも、出てくると、この状態。天つゆがなみなみと注がれているのは、なんとどんぶりである。天ぷら自体が巨大すぎるため、このサイズでないと用を足さないということのようであった。たくわんが5切れというのも、ちょっとすごい。

 これだけの量の天ぷら、さすがに途中からかなりしんどくなってきたが、なんとか残さずにすんだ。若い頃に来るべきであった。

江戸川沿いを南下

 あとはまた来た道を走って帰るだけ。

 県道5号の歩道は、雑草が茫々と生い茂り、覆い被さっていた。歩行者はほとんどとおらないのだろうか。ゴミも投げ捨てられており、米国の道路際みたいだ。生身の人間の生活感覚が脱色されている。

 しかし、少し脇道に入ると、ダートの道だった。このほうが、野田らしい。右手に折れて突っきると、江戸川土手である。

 帰りは追い風になる。往路は終始風の音がしていたが、復路は静かなものだ。

 途中、土手に坐りこんで休憩。朝は見えていた富士山が、この時間にはもう霞んでしまっていた。

 2時間半で市川へ帰着した。

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