註:このページは旧サイト「子づれ散歩旅の絵本」(2004年にいったん閉鎖)のものです。現在は「さんぽのしっぽ」の一部として組み込まれています。アーカイヴを目的に復活させたため、その後のアップデートはおこなっておりません。当時のサイトURLは現在は有効ではなく、一部にリンク切れもあります。どうかご了承ください。
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あるいは、あややぎ・こむ宣言 
 
お粥を食べる(台北)
     旅が好きだから、旅にでる。
 子どもも一緒なのは、それが自然だから。
 行き先は、しばしば海外へおよぶ。どこへ行くにせよ、たいしたことをするわけではない。ぶらぶら歩く。公園のベンチで休む。そこいらの食堂でごはんをたべる。おとなはビールをのむ。子どもはジュースをのむ。汽車にのる。本屋やCD屋をひやかす。高いところがあれば登ってみる。そんなところだ。近所の散歩と大差ない。
 ささやかにすぎて、わざわざ「旅」とよぶのも、はばかられる。旅という言葉を口にするとき、ひとはそこに、なかなかにいろんなニュアンスを込めるものだ。われわれのばあい、それほど力の入ったものではない。
 だからここでは、あえて「散歩」ということにしよう。散歩としての旅。旅としての散歩。どちらでもかまわないが、子ども連れには、あんがい相応しいスタイルかもしれない。
  そんなふうにして、われわれは、これまでたびたび旅、ないしはやや大がかりな散歩にでかけてきた。その散歩旅のつれづれに感じたことを、気のむくままに書きしるしていきたい。子づれ旅行のノウハウはよそにまかせよう。ここでは「旅すること」自体に焦点をあわせ、そのヴィヴィッドな姿を描いてみたいと考えている。
     

散歩旅のもくじ
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