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2001年3月17-19日 |
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1 雨の博多港 |
九州と朝鮮半島に挟まれた対馬海峡に浮かぶ島、壱岐。 福岡は春の雨だった。 博多港のフェリー乗り場の食堂でチャンポンとビールで昼食。1400、しずかに雨の降るなか、壱岐経由対馬行きのフェリー「ニューつしま丸」が博多港を出航した。 船室でひと眠りした。目が覚めると雨は止んでいた。左手に松浦半島がかすんでいた。子どもたちは、せっせと「船内探検」をくり返していた。 |
2時間あまりの船旅のあと、フェリーは壱岐の東海岸の港、芦辺港へ入港した。迎えのクルマで宿へ行く。迎えに来てくれた若い女性は、先週まで東京に遊びに行っていたという。 それから女将の話になった。「女将はすごいひとなんですよ」という。なんでもたいへんなやり手で、いまはナントカという薬草風呂セラピーの研修のためにみずから伊豆だか箱根だかに出向いていて不在なのだという。経営的な才覚をまるでもちあわせていない《あ》もわたしも、ひたすら感心する。 |
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