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散歩旅のもくじ


2002年4-5月
 
  1──《くんくん》とRVR
2──ディーラーまわりと値引き交渉
3──さよならRVR
4──ステッピー!

     
2
 
ディーラーまわりと
 値引き交渉

 



 新しく買うなら、とにかく広いクルマがいい。RVRだってこの車格にしてはそれなりに広かったから、それより広いクルマというと、おのずと限られる。しかも駐車場の問題があるから、5ナンバーがよい。条件にあうのは、ホンダのステップワゴンと、トヨタのノアヴォクシー、それに日産のセレナの3車種である。ただし日産にはなんとなくシンパシーがもてないので、対象から除外した。

 4月の二週目の週末、ディーラーをまわることにした。決算期直後であまり値引きは期待できないのだが、3月中は忙しくてとてもクルマを買う気持ちになれなかったのだから、しかたがない。

 ステップワゴンはホンダのディーラー3系列のすべてで扱っている。ベルノ、クリオとまわり、翌週プリモにも足を運んだ。

 トヨタはノアがカローラ店、ヴォクシーはネッツ店の扱い。カローラ店でノアに試乗した。予想以上に感じがよい。ステップワゴンにくらべて内装に気をつかってある。おもったよりも、運転しやすい。しかも営業担当者は熱心である。値引きは固いと聞いていたが、20万円で、話のすすめ方しだいでは+αも十分に期待できる感触だった。



 ネッツ店にも行く。ヴォクシーはノアと外観がちょっと違うくらいだから試乗はなし。ここの営業担当者も熱心で、しかも押しつけがましくなくて、好感がもてた。値引きもノアと同じような条件。ただしヴォクシーの、なんというか「ヤンキー系」的な外観はいまいち好みではない。ノアもいいのだが、外観デザインのプロポーションがやや狂っている──フロント・グリルやライトまわりがデフォルメされたみたいにアンバランスだ──のが気になる。



 ちなみに、子どもたちはディーラーに行くたびにジュースをもらい、遊具で遊ばせてもらって、ご満悦だった。



 総合的に考えれば、ステップワゴンがいちばん好みに合致するだろう。
 もちろん難点はある。内装が(トヨタに比べれば)チープ(それでも初代にくらべればだいぶいい)、雨だれなど初期不良の報告、ナビがCD-ROMであることなど。現に、1年前の発売当初は飛ぶ鳥を落とす勢いだった販売台数は、トヨタがノア/ヴォクシーを発売した2001年末以降、顕著な凋落傾向を示している。

 だが、こういうものは、最終的には「ピンとくる」かどうかで決まる。今回のばあい、それはステップワゴンだった。

 ホンダ3系列のディーラーのうち、いちばん営業担当者の力量のありそうな印象のあったベルノ店に、こんどは単身赴き、勝負をかける。ここは、値引きなら他店に勝てませんと明言していたところ。だが、どうせ買うなら、頼りにできそうな担当者から買いたい。グレード(ドアゴン4WD、ディスチャージ、サンルーフ)、オプション品(社外ナビほか)などこちらの条件を提示し、これを諸費用込み総支払額300万にしてくれるなら、買うともちかける。うーんとうなったベルノの担当者Iさんは、最後にはこれを飲むといった。

 自宅に帰って相談。《あ》もまじえて何度かベルノの担当者Iさんと電話で交渉し、ようやく商談成立とあいなった。「決まったよ」と《みの》に言うと、かれはステップワゴンのカタログをとりだして、熱心に見入っているのだった。その横で、大人たちは、お金のやりくりの算段を始めた。

 納車日は5月3日と決まった。

     

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