5月3日の朝。迎えのクルマ──ストリームだった──でベルノ店へ行く。お店の玄関のまえに、白いステップワゴンが停まっていた。そのたたずまいを見て、やはりステップワゴンを選んでよかったとおもった。値引きとの関係で、ナビなど一部の装備は、後日あらためて取り付けることになる。
引き渡しがすむと、イエローハットへ直行し、ジュニアシートをひとつ購入した。まもなく4歳になる《なな》には、チャイルドシートは窮屈そうだったからだ。《なな》は《みの》とならんでサードシートにジュニアシートをならべて坐り、チャイルドシートは3代目の主人として《くんくん》を迎え、《あ》とならんでセカンドシートに鎮座することになった。
ステップワゴンの購入にさいして、メーリングリストに入会した。ホンダが運営しているものと、ユーザが集っているものとの二つ。そこで、ステップワゴンをステッピーと愛称することを知った。そのステッピーは、見た目にはRVRにくらべてずっと大柄な印象をうけるが、実際に運転してみると、取り回しにほとんど違いは感じられない(なにしろ最小回転半径5.3mだ)。しかも、エンジンに力があり、加速もスムーズだ。安全運転を旨とするわれわれにとって、十分すぎる動力性能といえる。ただし、懸念される「雨だれ」については、雨が降ってみなければなんともいえない。
室内は、広いの一言につきる。《あ》によれば、ノアやヴォクシーと違って、「高級感」はない代わりに、愉しい雰囲気に満ちている。その言葉どおり、子どもたちはせっせとスライドドアを開け閉めし、サードシートではしゃいでいる。これから、カーテンを付けたりして、車中泊──文字どおりクルマに寝泊まりする──ができるような態勢を整えていこう。そしてこの夏は、みんなでステッピーに乗って北海道へ渡り、島牧のRVRへ会いに行こう。
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