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マウイのハセガワさん
マウイ島──2000/09
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 カフルイ空港のバジェット・レンタカーで応対してくれた係員は、まるまると太った気のいい白人女性だった。
 「あれがあなたのクルマよ」と彼女の指さした先には、4年前のカイルア・コナのときとおなじフォード・トーラスがあった。あのときは青のボディだったが、こんどは赤だ。日本ではコンパクトサイズを予約したのだが、現地について禁煙車をたのんだら、フルサイズしか残っていなかった。追加料金は不要というので、これを借りることにした。
 子どもたちのために、チャイルドシートとトドラーシートを予約していた。ところが、前者はあるけれど、後者はないという。係の女性は《みの》のほうをみて、「かれがのるの?」と訊ねた。それから、奥からもうひとつチャイルドシートをとりだしてきた。子どもの身体を固定するバーやベルトが可変式になっていた。これを最大のポジションにすれば、《みの》でもなんとか坐れそうだ。体重制限は18kgとなっていた。6歳の誕生日を目前にひかえた《みの》の体重は22kgだが、まさか壊れることもあるまい。




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