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黄金崎不老ふ死温泉──2001/01 |
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3黄金崎不老ふ死温泉
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黄金崎不老ふ死温泉は秘湯として有名である(語義矛盾だが)。 なかでも、海岸べりにある露天風呂に入って眺める夕陽は格別らしい。あいにく今回は、降雪と風と6メートルの高波のため、それはかなわなかった。赤茶色の温泉は、なめるとしょっぱく、温度は熱め(源泉49度だという)。われわれがよく遊びにいく北海道の島牧村周辺のそれとよく似ている。 隣には泡風呂もつくられていた。こちらは透明のお湯だったので、温泉ではないのかもしれない。《みの》や《なな》はこれを「ぶくぶくのおふろ」とよび、もっぱらこちらに専心していた。露天風呂は、海岸のもののほかに、大浴場に隣接した高台にもあった。《みの》と一緒に行ってみたが、風が吹きすさび、湯につかっていても寒い。早々に退散した。 |
黄金崎不老ふ死温泉の入り口にたつ看板。一文字だけ「ふ」とひらがななのは、津軽半島にある平舘不老不死温泉と区別するためだろうか。右後方にみえるのがウインド・ミル。 |
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風呂から部屋へ戻るとき、戸外に巨大なウインド・ミルがまわっているのが見えた。地図でみると、この温泉のある艫作崎は、まるで船の舳先のように日本海に突きでている。風力発電にはもってこいの場所だろう [*]。 |
[*] ハワイ島サウスポイントに林立していたのとおなじもの。五能線沿線には1基ずつ点在しているようで、車窓からも何基かが認められた。 |
部屋の窓の下には、すぐに海が迫っている。夜半に目が覚めた。カーテンの端から外をのぞいた。艫作崎灯台の灯りがサーチライトのように周期的に海面を照らしているのが見えた。沖には浮き灯台があるらしく、それに応えるかのように点滅していた。 |
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