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散歩旅のもくじ


2001年3月17-19日
 
  1──雨の博多港
2──平山旅館
3──遺跡を見に行く
4──島の路線バス
5──港の見える公園

     
4 島の路線バス
 



 急用で宿でクルマが必要になった。常連さんは、こちらが恐縮してしまうほど済まなそうにして、先に帰っていかれた。



 遺跡からタクシーで郷ノ浦まで行く。ここは島の中心地。どことなく、以前に訪れた瀬戸内の生口島──お寺のテーマパークともいうべき、キッチュな耕三寺を見に行った──の町をおもいだした。古い温泉街のような町並みだった。スピーカーから有線放送が流れていた。
 バス待合所のベンチで菓子パンをたべて、お昼はこれでおしまい。



 宿のある湯本へ向かうバスは、島の周回道路の西側を走る。

 道は、ちょうど丘の稜線に沿ってつけられている。複雑に入り組んだ陸地が海没して溺れ谷を形成しているのがわかる。いわゆるリアス式海岸だ。日差しはおもいのほか強い。遠くで海が青く光っている。道は、ときにほんとに細くなる。迷路のような路地をバスは器用に通り抜けていく。



 宿に着いたわれわれはお昼寝。
 《みの》だけ、さっきの常連さんにつれられて、港に釣りにでかけて行った。2時間ほどで戻ってきた。残念ながら釣果はなし。

     

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