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はじっこ散歩記
北海道、与那国島、波照間島、ハワイ島──1995/07-08, 1996/10
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 好きなものを最初に食べるか、あとにとっておくか。
 人それぞれ食べ方に好みがあるように、旅の仕方にも好みがある。あるいは癖といってもいい。わたしたちのばあい、なんとなく、はじっこに惹かれるようだ。とはいえ、それは「辺境」というほどおおげさなものではない。そもそも地球はまるいのだから、自然地理学的にいえば「はじっこ」などどこにも存在しないはずだ。わたしがいうのは、ついつい島とか岬とかをめざしてしまう、という程度の意味にすぎない。
 わが長男《みの》は、格別人様に自慢できるような経歴をもちあわせているわけではないが、かれが0歳のころ、日本の東西南北、それぞれのはじっこをめざしたことがある。




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