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散歩旅のもくじ


自然と人工、そしてハレアカラ
マウイ──2000/09

 
1 ──ハレアカラ・ハイウェイ
2 ──山頂からの眺め
3 ──標高10000フィートのチャント
4──女神ペレと英雄マウイ
5──星々にいちばん近い場所
6 ──ハレアカラの両義性
7──自然と文化の「進化」の舞台

     

5星々にいちばん近い場所

 

 
     

 

 

   さらにハレアカラは、現在では、地球上で星々にもっとも近い場所のひとつでもある。
 ハレアカラ山頂にはサイエンス・パークとよばれる区域がある。山頂展望台からもっと奥まったところにある一角で、軍やハワイ大学の天文台がおかれている。もちろん一般人は立ち入り不可。その歴史は古く、1930年代に始まるという。われわれが走ってきたハレアカラ・ハイウェイも、もとはといえば天文台のために建設されたものらしい。
 ハワイは現在、北半球の天体観測のメッカである。有名なのは隣のハワイ島のマウナケア山頂で、そこには国立天文台の8メートル光学赤外線望遠鏡すばるが設置されている。意外に知られていないが、ここハレアカラにも日本の望遠鏡が設置されている。東京大学理学部付属天文学研究教育センターの2メートル光学赤外線望遠鏡 Magnum である。ちょうど、われわれの訪れた3日前に開所式が行われたという。
 


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