970503 シャブルベンシ→カトマンズ
今日はバスでカトマンズへ戻る。
朝、階下に降りていくと、女主人も子どもたちも、わたしのほうへまともに顔を向けようとしてくれない。彼女は昨日イスラエル人の悪口を言っていたが、今日から日本人も標的にくわわるのだろうか。
0710、宿のすぐ前からバスが出発する。
0835ー0945、ドゥンチェのチェックポイント。行きも帰りも、ここのチェックがいちばん厳しかった。
1000、左の後輪のタイヤがパンク。二重タイヤの内側である。運転手や助手たち(残念ながら、往路の少年ではなかった)が手際よくスペアと交換する。乗客たちはバスから降りて、そのさまを見物している。
最後部の座席には、イスラエルの青年二人組がいた。イスラエル人が多いのは、徴兵をあけると6カ月の休暇がもらえるからだという。力士のような体格をしたその二人は、屋根の上へあがってマリファナだかハシシだかを吸っているようだった。困ったものだとおもっていたら、山のなかで採ったんだといって木イチゴのようなものをくれた。野趣と酸味があって、おいしかった。
バスのなかで、クリップオン式サングラスの留め具が壊れた。
1745、カトマンズ着。タクシーを拾い、ホテルへ。運転手が「いいホテル紹介するよ」とうるさい。
1800、ホテル・ムーンライト着。予定より一日早い到着のためか、フロントで予約がないとすこしもめたが、ともかくチェックイン。部屋は先日の隣、307号である。
KC'sというステーキ屋で夕食。とにかくこういう食事が食べたかった。ビーフを頼んだら、かなり固い肉だった。後日、蔵前仁一さんの本を読んでいたら牛は牛でもバフ"Buff"、つまり水牛の肉だと知った。
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