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ランタン谷トレッキング
ネパール──1997/04-05
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970504 カトマンズ滞在

 鳥のさえずりと鐘の音、そして読経の声で目が覚める。
 ターメルからダルバリスクエアまで、市内を歩く。リキシャの上から、バスで一緒だったカナダ人トレッカーをみかける。ターメルの通りで、ウエストコーストに会う。バスの同乗者と再会するのは、これで3組目だと言われる。
 朝食は、ターメルの南のジャーマン・ベーカリー。
 昼食は、Malong Cafe & Pubでサンドイッチ。
 夕食は、Tさんたちと合流し、Rさんの案内で韓国料理店へ行く。夕食がとどめになったのか、その夜とうとうお腹をこわしてしまう。

 

970505 カトマンズ滞在(パタン)

 オートリキシャでパタン(Patan)へ行く(Rs.50)。
 パタンは東京でいえば鎌倉のような古都らしい。中心部の広場には大きなパゴタが建ち並んでいる。ヒンドゥーのお寺だという。お椀を伏せたような仏塔がある。てっぺんのところに目が描いてある。すべてを見通す力をもった目だそうだ。遠くにカトマンズの市街が望める。晴れて日差しは強いが、心地いい風が吹いている。
 町を歩いてみる。ほそい路地がつづき、両側には5層くらいの建物が並んでいる。迷路のような路地を歩いていると、突然ネギが干してある場所へ出た。たしかに、古い町のようだ。ターメルのように交通が激しくないし、人の数が多いわりには、物売りがうるさく声をかけてくることもない。街角で少年たちが、テニスのラケットをギターのようにして歌をうたっていた(このとき撮った写真は雑誌「みすず」1997年6月号表紙につかわれた)。
 昼前にターメルへ戻り、昼食後、ラトナ公園まで散歩した。公園の脇の路上には、体重計ひとつを商売道具にした体重計り屋さんがいた。公園内で一服し、部屋へ戻って昼寝をする。
 夕食はイタリア料理屋 "La Dolce Vita"。4階建てのビルの屋上である。北西の空のだいぶ下のほうに薄ぼんやりしたヘールボップ彗星が輝いていた。彗星の尾もはっきり確認できた。3月ごろに話題になっていたのだが、そろそろみえなくなってしまうと聞いていたその彗星を、カトマンズでみることができるとは予想外の収穫だった。


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