ポルボウ 2014/07ベンヤミンのポルボウを歩く 2——風の回廊 すぐに、ポルボウの街を見下ろす場所に出た。街は三方を山に囲まれ、ビーチによって海の方向にだけ、わずかにひらけている。フランスとの国境を隔てるピレネー山脈が、最東端のここでもって地中海に没している。ベンヤミンがこの街にたどり着いた1940年、街並は廃墟のようだったという。 2014.08.31ポルボウ 2014/07
ポルボウ 2014/07ベンヤミンのポルボウを歩く 1——ポルボウへ バルセロナのサンツ駅地下ホームから、がらがらのMD (Media Distancia、中距離都市間快速) に乗って東へ二時間ちょっと。ダリの生地で知られるフィゲラスをすぎると、列車の窓から時折地中海が見えはじめた。ほとんど立木のない荒涼とした荒れ野の山の間をくねくねと縫い、トンネルをいくつか抜け、そうして最後のトンネルを抜けたとおもったら、終点ポルボウに到着した。 2014.08.29ポルボウ 2014/07
大洗 2014/06明太子を買いに──大洗から北浦・成田・安食をひとまわり 2 「めんたいパーク」は明太子のテーマパークということだった。世の中なんでもテーマパークである。まずは説明エリアへ。ほとんどパネル展示で、スケソウダラを、マダラや大西洋タラと比較していた。海中でスケソウダラは声を出すのだという。その音が流れていた。 2014.08.20大洗 2014/06
燧ヶ岳 2015/07テント泊装備で燧ヶ岳に登る 5——第2日後半 いいかげんくたびれてきたころ、沢に出た。一度とおりすぎたが、ふと思いなおして引き返した。ザックをおろして、プラティパスに水をくんでおいた。沢で水を汲むのは意外にむずかしかったが、とにかく半分ほど(1Lほど)汲んだ。これがこののち非常な助けとなった。このときの水がなければ、死んでいたかもしれない。 2014.08.14燧ヶ岳 2015/07
大洗 2014/06明太子を買いに──大洗から北浦・成田・安食をひとまわり 1 めずらしく二週つづけてW800を始動した。今回の目的地は大洗。具体的には、大洗港に漁協のやっている食堂「かあちゃんの店」でお昼ごはんを食べたあと、かねふくの「めんたいパーク」で工場を見学し、明太子を買ってくることである。 2014.08.13大洗 2014/06