北海道の稚内からフェリーで1時間半。最北限の百名山、利尻山に登りにいった。高く大きく峻険な利尻は予想どおり手強かったが、好天に恵まれ、充実した山行となった。全4回。
利尻山に登る 4
下山を開始した。まだ時間も早いので、下山はゆっくりと歩く。ところどころで立ち止まり、写真を撮る。下から続々と登山者が上がってくる。「あんた、けっきょくここから登ったのか!」。登ってくる登山者のひとりから、突然話しかけられた。
利尻山に登る 3
九合目から先、傾斜はさらにきつくなり、足場はいっそう悪い。石のごろごろしているところを抜けると、こんどは細かい軽石だらけとなる。足を地面においても安定せず、そのままずりずりと軽石ごと流れてしまうのだ。足の痛みがあり、攣りそうになる。
利尻山に登る 2
0240ヘッドランプをつけて出発。前日、キャンプ場の管理人さんから、こう言われていた。休憩を含めて往復には11時間を見ておくように、そして遅くとも0430までには歩きはじめるように、と。その時間なら、島の宿から送迎されてくる登山客よりも先行できるのだそうだ。
利尻山に登る 1
利尻山に登ってきた。利尻島を訪問するのは学生時代以来である。あのときは悪天候が恢復せず、3日ほど粘ってみたものの撤退した。二十数年ぶりのリベンジである。なお利尻山は百名山のひとつだが、個人的にはそういうことにはあまり興味がない。