サイト・リニューアル作業メモ 3——常時SSL化 前編

Dexter, Michigan, U.S.

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常時SSL化とHTML→WP切換のための4ステップ

つづいて実施するのは、以下の二つの作業である。

  1. ドメインの常時SSL化とそれにともなう各種リダイレクトの設定。
  2. 既存HTMLサイトからWPへの切換。

これら二つの作業は、さらにそれぞれ2段階ずつにわけることができる。すなわち、この先の作業工程は、大きくつぎの4段階に整理できる。

  • 1.1. 当該ドメインにたいしてSSLを設定。
  • 1.2. 上記 1.1. にともなう、httpによるアクセスをhttpsに転送するための設定。
  • 2.1. サイトへのアクセスを既存HTMLからWPへ切り替えるための設定。
  • 2.2. 上記 2.1. にともなう、既存HTMLの個別ページへのアクセスをWPへ転送するための設定。

このうち 前半の二つの作業(1.1.および1.2.)にかんしては、おおむね、わいひらさんのつぎの記事にしたがいつつ、適宜ぼくの環境にあわせて調整しながら実施した。

WordPressをhttpからhttpsにSSL化した全手順まとめ(エックスサーバー環境)
エックスサーバーが独自SSLを無料かつ無制限で利用できるようになりました。 この、エックスサーバーの「ユーザー…

補足的に説明してゆこう。

エックスサーバーで当該ドメインにたいしてSSLを設定する

ぼくが利用しているエックスサーバーのばあい、ドメインの常時SSL化の設定はむずかしくない。

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サーバーパネルへログインして「SSL設定」という項目から申し込めば設定できる。利用料は無料だ。手続きをすると、一時間くらい待てというダイアログがでる。

サーバーの設定が完了したかどうかを確認するためには、頃合いを見計らって、httpsから始まるドメインURL(今回であれば、https://sampo-shippo.net/)をブラウザに打ち込んでみればよい。そのままアクセスできれば、エックスサーバーによるSSL設定は完了している(www.の有無を問わない設定のばあい)。

二重の共存状態

この時点でサーバ上では、二重の併存状態になっているようだった。つまり、既存HTMLサイトとWPサイトが併存しているだけでなく、httpとhttps、どちらによるアクセスも可能なのだった。全ページをきっちり確認したわけではないので不確かではあるが、おおむねつぎの4通りのアクセスが可能な状態だった。

  1. httpによる既存HTMLサイトへのアクセス。
  2. httpによるWPサイトへのアクセス。
  3. httpsによる既存HTMLサイトへのアクセス。
  4. httpsによるWPサイトへのアクセス。

なんとまあ、ややこしいこと!

ただし、ドメインとしては既存HTMLサイトが優先されたままであり、ふつうにドメインURL(sampo-shipp.net)へアクセスすれば、既存HTMLサイトのトップページ(index.html)が表示される。この切換については、その5で述べる。

そこで、つぎに、すべてのアクセスをhttpsのプロトコルに集約させる作業(上述の1.2.)にとりかかる。

WPの設定をhttps化する

WPの管理画面にログインし、設定>一般設定から、「WordPressアドレス」「サイトアドレス」の二つの欄に記載されているURLの「http」を「https」に書き換える。下の図の赤枠のところである。

なお、この時点では二つの欄のどちらにも、実際にWPがインストールされている素のURLが、同じく表示されているはず。

その4へつづく