しおじの湯
焼肉センターで会計のさい、村営の日帰り温泉しおじの湯の200円割引券をくれた。さっそく向かう。
ゆっくり走って10分くらいの距離である。ぶどう峠へ向かう道ぞい、川のほとりに建っていた。
温泉に加水はなし、循環消毒はしているそうだ。
露天風呂につかる。身体は温まり、頭は冷えているので、のぼせず具合がよい。外は川が流れており、対岸に紅葉の終わった山、その上に青空が見えて、白い雲が風に流されていた。
大広間は食堂と兼用だった。館内配置図を見ていると、「電源立地地域対策交付金事業」と記されていた。そうだったのか。
土坂峠・定峰峠を越えて
温泉のおかげで冷えきったからだも温まった。帰ることにしよう。
R299の旧道を走ってみた。新道から見ると、川をはさんで対岸を走る狭路だ。こちらのほうが走っていて愉しい。
日航機事故の慰霊の園という看板を見かけた。
この時期それでなくとも低い位置にある太陽は、もうこの時間にはだいぶ傾いており、谷間は日陰になっている。暗くて寒い。谷の暮らしは厳しいのだろうなとおもう。
新道へ復帰し、道の駅上野で小休止。
農協の直売所で、りんごや花豆、岩茸、なめこなど上野村産のものばかりを買った。Wの後席にくくりつけて、出発。ここからはほぼノンストップ、下道を走って市川まで帰るのみ。
R299を神流をすぎてR462 に入り、県道71で土坂峠を越える。
道幅はひろくよく整備されているが、杉並木にかこまれて景色は見えず。どちらかといえば、やや暗い印象の道だった。
小鹿野への分岐をすぎると県道37に入る。このあたりの地形はひらけており、まわりを秩父の山にかこまれている。
秩父大田を抜け、県道44に入って南下し、和銅黒谷駅の南でR140へ入る。少し南下して左折し、T字路を左折すると県道11号だ。あとはそのまま定峰峠を越えてゆく。
峠への道はちょっとした狭路となった。交通量は少ないが、季節柄、落ち葉が多いので要注意だ。
カーブが連続する。Wが西側を向くと、ちょうど正面から陽が差してきて、まともに目を射る。
やがて峠。峠の茶屋があるということだったが、閉まっているようだった。お休みなのか廃業してしまったのか、あるいは見間違いか。
その先は下り。くだりきると、あとは谷ぞいを走る快走路となる。対向車線にバイクが一台。手をあげると、うれしそうに返してくれた。
帰路は渋滞の下道で
東秩父をすぎて小川町でR254旧道に合流した。市内は混雑していた。
R254バイパスに合流。快走路を期待したが、ここも渋滞。東松山IC付近など、まったくすすまず。日が沈んだ西の地平線に富士山のシルエットが見えた。
なんとか川越までやってきて、見つけたエッソに入る。13697km、320.9km、10.88リットル。今回の燃費はよくなさそうだったが、それでもリッター29kmは走っていた。
川越からはR16へ。ここは意外にも流れていた。入間川をわたったところで県道2へ。ここは渋滞。ようやくR17バイパスに入ると、今度は快走というよりは激走区間となる。どの車も殺気だっている。それが伝染して、こちらも気分がささくれだってきて、ついつい走りも粗くなる。まことによろしくない。
そのまま南下してR298にぶつかって左折。あとはひたすら外環の高架の下を走る。ここも途中あちこちで渋滞が発生していた。そのなかを走り抜け、自宅へ帰着した。上野村の道の駅から、下道ばかりでちょうど5時間かかった。
本日の走行距離は368km。
おしまい