明太子を買いに──大洗から北浦・成田・安食をひとまわり 1

めずらしく二週つづけてW800を始動した。先週の企画展がいまいち消化不良だったので、そのリベンジという気持ちも、どこかにあったのかもしれない。

今回の目的地は大洗。具体的には、大洗港に漁協のやっている食堂「かあちゃんの店」でお昼ごはんを食べたあと、かねふくの「めんたいパーク」で工場を見学し、明太子を買ってくることである。大洗には原発PR施設もあるのだが、今回はパス。

ルートは以下のごとし。いつものように、実際に走行したトラックデータをGoogleEarthに展開したもの。

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R6を大洗へ

R6はいつものごとく混雑している。柏・我孫子をすぎ、利根川を渡り、取手・藤代・牛久と過ぎると、ようやく流れがよくなった。

土浦付近で正面に筑波山が見えたが、ほとんど雲のなか。この日は湿った東風で、不安定な天候であった。雲量も多いが、北上するにつれて、日が射し、青空も見えるようになってきた。

奥谷立体というところでR6を降り、茨城県道16に入る。まず茨城町内を抜ける。ひらたい地形がひろがっていた。左手には涸沼が見えた。

ときどき集落を抜けるが、あとはけっこう直線もあったりして、快走する。「しじみ」と壁に大書された店舗もある。

やがて臨海大洗鹿島線の高架に出くわす。涸沼駅の前あたりから道路は北西に向きを変え、まもなくR51の下をくぐって、県道2号へ。

大洗漁港「かあちゃんの店」

大洗の科学館(実態は原発PR施設、今回は素通り)、アウトレットモール、フェリー乗り場などを右手に見ながら、しばらくゆくと、「めんたいパーク」があり、その先に大洗漁港があった。その一角に、「かあちゃんの店」はあった。店の角にうまいぐあいにWを停めるスペースが見つけた。

1150だった。店内は混んでおり、入口付近で数名の客が待っていたが、5分ほどすると入店できた。

まずレジで注文して会計をする。番号を申しわたされるので、坐って待っていると、料理が運ばれてくる。建物は簡素だが、なかは木をつかった内装である。お茶やお水はセルフサービス。

ぼくは名物らしい「かあちゃん御膳」1300円を頼んだ。お刺身とかき揚げのセットである。

お刺身は、イナダみたいなのが二種類と生しらす。かき揚げもしらすで、大きくて分厚いのが二枚ついていた。小鉢には菜っ葉の辛子和え。しらすの佃煮。おつゆは、しらすと豆腐のかき玉汁。とてもおいしかった。難をいえば、かき揚げの天つゆが少し味が濃いことか。つぎにきたら、生しらす丼かお刺身定食にしよう。かき揚げは一枚でいい。《あ》と一緒なら一枚ずつ分けられたのだが。

向かいに、農産物と海産物の直売場があった。駐車場に鰯の丸干しが干してあった。買って帰ってもよかったのだが、さすがにバイクだと、炎天下にさらすことになって保存状態が心配だ。農産物のほうだけにしておく。きなこ、きゅうり、いんげんで440円。それに涸沼名産というメロン(600円)。

目の前は漁港で、魚市場もあった。漁師さんがたくさんいて活気がある。1230にサイレンがなった。休日は大勢の観光客を集めるのだろう、土日祝のみという干物屋もあった。かあちゃんの店は別館を建設中であった。

めんたいパーク

すぐ近くの「めんたいパーク」へ。バイク置き場もあった。エントランスのすぐ前にWを停める。広大な駐車場である。ここにも、ゆるキャラがいた。

それにしても、なぜ大洗に明太子なのか。理由はどこにも説明されていないので、さっぱり理解できない。同様の「めんたいパーク」はもうひとつ、常滑(愛知県)にもあるということも知った。なぜ常滑? 疑問はむしろ肥大するばかり。

その2へつづく