道路補修工事とピックアップトラック ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 21

世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その21。アティガン峠でブルックス山脈を越え、雨のツンドラ帯を走る。路面はよく整備されているが、ダートなので、すぐに泥濘んでしまう。

泥濘地獄 ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 20
プルドーベイをめざして、再び走りはじめる世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その20。アティガン峠でブルックス山脈を越え、さらにツンドラを走った先にあった峠の駐車帯で車中泊した。翌朝、雨はやんでいた。ベ......
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泥濘み対策の補修工事

雨のなか、平ぺったい土地を北極海へ向かって走ってゆくと、前方にトラックが停止していた。泥濘み対策のための道路補修が始まっているようだった。対応が迅速なのは、やはりパイプライン維持という目的があるためだとおもわれた。

道路補修工事のようす。砂利を入れてローダーで踏み固めるだけ

道路の構造は先述のとおり単純なので、補修もシンプルで、ようするに追加の砂利をもってきて、それをローダーで踏み固めるだけ。だからあっというまに補修完了となる。

対向車線の路面を補修中。かなりの量の砂利が投入されているのがわかる

しばらく待機していると、動きはじめた。

一時通行止めが解除され、再び走りだす
なぜか対向車線上で停まってしまったトラック。あれ? このトラック、どこかで見た気がする。もしかすると、車中泊した駐車帯で、今朝ぼくより先に出発していったやつかもしれない

その先でももう一箇所、同じように係員がでて一時通行止めにしていた。

対向車線にバイク

待機中はやることがない。反対車線を通り過ぎてゆく車列をぼんやり眺めていた。バイクが2台ほど混じっていた。いずれもツアラーのようだった。

対向車線にバイクがやってきた

バイクの性能上ではこれくらいの泥濘みでも問題なく走破できるだろうとおもうのだが、運転している人間のほうはさすがに大変だろうとおもう。かれらにしてみれば、当然予想の範囲内のことなのだろうけれど。

補修工事は各所でおこなわれている

見わたすかぎり、まったいら

路肩にスペースがあったので、ユーコンXLを停めた。あたりは見わたすかぎり、まったいらだ。

路肩にユーコンXLを停めて、進行方向を撮影してみた。見わたすかぎり、まったいら

気分転換に車外にでたら、ドアをあけた瞬間、蚊が車内に侵入してしまった。あわてて、たたいたり追い出したりする。蚊は、ちょっと勘弁してほしい。

ピックアップトラックに先導される

先導車がやってきた。うしろについて(同じライン取りで)走るように、とのことらしい。作業の関係なのだろうか。

ピックアップトラックの先導車

先導車はピックアップトラックである。ピックアップは、ある意味でもっともアメリカらしい車種で、どこででも見かける。荷物も運べるし、作業にもつかえる。

対向車線へでて工事車両をパスする

クルマの車種を生態系として見ると、日本における軽トラとだいたい同じ位置づけになる。ただ、多くのアメリカ人の目には、ピックアップはひじょうに格好よく映るらしいので、そこが軽トラとは少し違うかもしれない。

とはいえ、ピックアップの荷台は、基本開放されたまま(ハッチが付いたタイプもある)。季候のよいミシガンのような中西部ならいざしらず、雨や雪の多いアラスカでもピックアップが多くつかわれているというのは、実用面ではどうなのだろう? 

デッドホースへ

このあたりがいちばん雨がひどいところだった。その先は、少し雨脚も落ち着き、路面の状態もそこまでぐちゃぐちゃではなくなった。

右手に川があり、その向こうには低い崖地ができている。

それも見えなくなると、こんどは道路際にちらほらとプレハブの簡素な建物があらわれた。遠くに塔のような建造物の姿も見えてきた。デッドホースのようだった。

デッドホースの街にさしかかったらしい

その22へつづく。

プルドーベイに到着 ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 22
世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その22。地形に起伏というものがなくなった。ダートの路面は雨で泥濘み、補修工事があちこちでおこなわれていた。ひたすら北をめざして走りつづけてゆくと、プレハブの建物がちらほら目......
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