油田の街のガソリンスタンド ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 27

世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その27。北極海に面した街プルドーベイで、誤って石油会社の所有地に入ってしまい、警備員につかまってしまった。さいわい話は通じて、ぶじに放免してもらうことができた。

放免 ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 26
世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その26。北極海に面した街プルドーベイで、石油会社の警備員につかまってしまった。さいわい事情はすぐに理解してもらえたのだが。それでもいちおう警備員詰所につれていかれ、チェック......

教えられたとおり、ホテルの角をまがるとガソリンスタンドがあった。

プルドーベイのガソリンスタンド。ダルトン・ハイウェイ最北端のガソリンスタンドである

無人。給油機が三台あるだけだ。うちガソリン用は一台だけで、あとはディーゼル専用のようんだった。駅のホームの待合室を小ぶりにしたような建物があり、すべての給油機の精算をここでおこなうための機械があった。

給油機のディスプレイ。1ガロンは約3.8リットル

11.7ガロン入って56ドル近くした。アメリカ国内の相場からすれば、かなり高い部類に入る。当時のミシガンでの価格の倍以上したのではなかっただろうか。

給油機ごとの料金支払機が、無人の建物内に設置されていた

場所が場所なのだから、ガソリン価格が高いのは当然かもしれない。だがその一方で、ガソリンの元になる石油を、いまここで掘っているというのに、とおもうと、ちょっと不思議だった。まあ、原油がそのままガソリンになるわけじゃないのだけれども。

油田の街にあるガソリンスタンドという存在は、どこかねじれている。

その28へつづく。

極北ジェネラル・ストア ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 28
世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その28。北極海に面した街プルドーベイで、石油会社の警備員につかまり、詰所でチェックを受けた。さいわい、ぶじに放免してもらえることになった。ジェネラルストアへ......
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