礼文島の岬と山を歩く 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 2014/09礼文島 2014/09

最北限の島・礼文島では天候がころころと変わった。夜は暴風雨が吹き荒れるが、朝にはなんとか持ち直す。その隙を縫って、最北限の岬や山を歩いてきた。光る海と流れる雲、そしてしばしば現れる虹が印象的だった。全6回。

礼文島 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 6──スコトン岬

翌朝、晴れ間も見えていたが、黒雲もあり、時折パラパラと雨粒が落ちてきた。不安定な天候という感じだった。淡々と出発準備をすませる。フェリーの出港時刻は0840。その前に、逆方向のスコトン岬へ行ってみることにした。
礼文島 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 5──空港と虹の岬

1235に下山を開始した。すると、登山者と行きあった。北関東訛りのおじさんだった。利尻に三泊したが一度も山は見えなかった。利尻に登ったものの、雨に降られて何も見えず、霰まで降ってきて、寒くて仕方なかった。避難小屋まで登ったところで引き返したという。
礼文島 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 4──礼文岳

シュラフのなかで、ふと陽の光を感じた。陽の光? 飛び起きた。晴れている。どういうことだ?  予報を見る。やはり礼文は雨、午前中は風が強く吹くということになっている。目の前の現実はまったく異なっている。風もなく穏やかな晴れ。礼文岳に登りにいこう。
礼文島 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 3──四時間コース 後編

ざわざわとした波の音を聞きながら、淡々と歩く。やがて鉄府の集落にはいった。ここには人が住んでいる。一軒の家では煙突から煙が上がっていた。猫が四匹ほど身を寄せ合うようにしていた。雨があがってきた。陽も差してきた。
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礼文島の岬と山を歩く 2──四時間コース 前編

雨は、朝には収まり、晴れ間も見えた。朝食をとっていると、昨夜Xライトのテントで泊まっていたひとが、ザックにスパッツといういでたちで出かけようとしているのを発見した。それを見て決心した。せっかく礼文に来たのだから、四時間コースだけは歩こう。
礼文島 2014/09

礼文島の岬と山を歩く 1──利尻島から礼文島へ

朝まで暴風雨だったのに、1000すぎに突然晴れた。居心地のよかった沓形キャンプ場を離れるのは名残惜しかったが、利尻を出て礼文島に渡ることにした。沓形港は、キャンプ場のすぐ裏にあった。乗船手続きをして待機場所へディフェンダーを移動させると、誘導係のおじさんがやってきた。
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