カウナス駅から杉原千畝記念館まで歩く——晩秋のリトアニア駆け足旅 11

ビリニュス駅を出発した列車に乗ってカウナス駅へ向かった。

ビリニュス駅のホームをうろうろ——晩秋のリトアニア駆け足旅 10
晩秋のリトアニア駆け足旅のその10。ビリニュス駅で切符を買ったあと、構内をうろうろしてみた。売店では偽札と疑われ、ホームでは警備員に写真を撮るなと注意された。

小一時間で到着。雨が降っていた。

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カウナス駅のコインロッカーで荷物を預ける

カウナス駅もまた、ビリニュス駅と似た威圧的な建物だった。でも心なしか、こちらのほうが少しちいさく、そこまでいかめしくない印象だった。

駅舎のなかの待合室のようす。天井がやたらに高い。

この待合室を抜けた先に、コインロッカーがあった。

ここにキャリーバッグを預けることにした。開いているスロットにキャリーを押し込み、手続きをする。放っておくとロッカーの蓋が浮いてしまうので、足で押さえながら手続きするのがコツだ。

手続きは、ここのキーボードでおこなう。値段は2ユーロ。支払はコインのみだ。

キャリーを預けてしまえば、あとはバックパックだけの身軽さである。

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カウナス駅の杉原千畝顕彰プレート

駅から杉原千畝記念館まで歩いてゆこう。グーグルマップに、日本語で「杉原千畝記念館」もしくは英語で “The Sugihara House” と入力すると、所在地が表示される。駅から徒歩およそ15分ほどの距離らしい。

歩きだす前に、駅舎の外壁に埋め込まれた、杉原千畝を顕彰するプレートを見ておこう。

設置されている場所は、プラットフォーム側の外壁である。日本の鉄道とちがい改札がないため、ホームへは自由に出入りできる。

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杉原千畝記念館をめざして

さて、杉原千畝記念館めざして歩きはじめよう。

駅舎を出てまず右に折れる。ビリニュス方面へ少し戻る感じである。すると、線路際にバスの溜まり場が見えてくる。

ここを通り過ぎると、その先にコンクリート造の歩道橋が見えてくる。

この歩道橋をつかって大通りを横断する。写真でいうと、左手に向かってゆく。

歩道橋の階段の路面のようす。築年数が経ち、風雪にさらされて傷みがはげしい。

落書きもあり、空の酒瓶もおかれていた。ただ、それだけといえば、それだけ。とくべつに荒廃した印象はない。夜間はあまり通りたくはないけれど、明るいうちなら問題なさそうに感じられた。駅構内のようすを見下ろすことができるので、鉄道好きにはよい場所である。

歩道橋をわたる。その先は、雑木林に覆われた丘だ。

雑木林の丘の斜面を登る。

カウナスも晩秋の雰囲気だ。丘は一面、落ち葉に覆い尽くされていた。

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雑木林を抜けて古い住宅街へ

雑木林を抜けると、住宅街にでた。古くからある住宅地のようだった。

鉄製のマガジンラックがならんだもの。郵便受け、だろうか。だいぶ年季が入っており、台座がかしいでいる。

あいにく天候は雨。折りたたみの傘をさして歩く。だが、強風にあおられて傘が反り返ってしまう。

その先で、道は行き止まりとなる。右に折れて一筋北側の道をさらに進む。するとまもなく、目的の建物が見えてきた。

杉原千畝記念館だ。1940年当時、在カウナス日本領事館だった建物である。それがそのまま、いまも残されている。

その12へつづく

リトアニア 2018/10
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さんぽのしっぽ

長谷川 一 明治学院大学 文学部 教授。博士(学際情報学)。専門はメディア論、メディア思想、文化社会学。散歩旅を愛好。メインブログ「散歩の思考」。

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