ユーコン川にかかる木橋 ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 35

世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その35。北極海に面した石油掘削のためのキャンプ、プルドーベイからの復路の話のつづき。パーキングで車中泊したあと、北極圏を抜け、再び娑婆に戻ってきた。

北極圏外へ ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 34
世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その34。北極海に面した石油掘削のためのキャンプ、プルドーベイからの復路の話のつづき。中間地点のコールドフットで休んだあと、さらに一走りし、パーキングで車中泊した。......

天気は、降ったり、曇ったりとめまぐるしく変わる。ユーコンリバーに到着するころには、分厚い雲の切れ目から、晴れ間がのぞいていた。

ユーコン・リバー。奥に見えるプレハブの建物がお店。左端の青いクルマが、北極圏日帰りツアーのバン。碑のところまで行って引きかえす

ユーコン・リバーのお店のだだ広い駐車場に来ると、手間の掘っ立て小屋の前でヒッピーふうの男女がこちらに向かって手を振っていた。お土産物の店のようである。

奥のお店の前には、北極圏日帰りツアーのバンが停まっていた。昼食で停車というタイミングなのだろう。

このバンは、どこのメーカーのものか正確には知らないが(たぶんフォードではないか)、どれも同じ形をしている。長さはマイクロバスくらいだが、幅と背丈が高く、ボンネットがついている。おそらくマイクロバスよりも乗り心地はずっといい。

お店にもインフォメーションセンターにも用事はない。ガソリンも、フェアバンクスまで十分にもつ。

ユーコン川にかかる橋。かなり上昇してゆくのがわかるだろう。併走するのはパイプライン

隣接する駐車場(トイレあり)の橋にユーコンを駐めて、ユーコン川と、そこにかかる橋の見物にゆく。

ユーコン川をわたる橋のとりつき
橋の床面は板で葺かれている。板はかなり分厚かった

橋の路面は板葺きである。こちら(北)側が低くなっており、対岸の南側のほうから、くだるようにして橋がかけられていた。川の両岸で高さがだいぶちがうのだ。

橋からユーコン川を見下ろす。カヌーやカヤックが岸辺におかれていた

ユーコン川は、このあたりだと川幅も水量もかなりある。川辺にはカヌーやカヤックがおかれていた。カヌーやカヤックを載せたクルマは、アラスカではじつによく見かける。

その36へつづく。

完走 ―― 爆走アラスカ・ダルトン・ハイウェイ1000マイル 36
世界でもっとも過酷な道のひとつ、ダルトン・ハイウェイを走破する旅その36。北極海に面した石油掘削のためのキャンプ、プルドーベイからの復路。ユーコン川をわたり、ダルトン・ハイウェイ起点の碑めざして走る。ユーコン・リバー・クロ......
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