前回は「夜明けの門」から聖テレサ教会の裏手にあるドムス・マリア・ホテルへのルートを解説した。
今回は、ホテルの内部や客室のようすなどを紹介したい。
元修道院の建物
エントランスの脇にあった碑。壁は、石積みの壁の表面を漆喰かなにかで塗り固めているようである。
ドムス・マリア・ホテルは、もともとは修道院だったのだそうだ。その立地からして、さもありなんという気がする。
エントランスのドアをあけると右手にレセプションがある。木製の大きなデスクがひとつあるだけ。英国式に Lift と記されたエレベーターに乗る。エレベーター自体はごく平凡なものである。客室のある三階へあがった。内部はこんな感じ。
壁は分厚く、外部の音はほとんど聞こえず、静かだ。ただし、ドアの開閉する音や、廊下での話し声など、館内で発生した音はよく響く。
質素な客室、簡素な備品
部屋はツイン。シングルベッドが二つ、簡単なクローゼットとテーブルがおかれていた。壁掛けテレビもあった。
バスルームのようす。
簡素だが必要最小限のものはそろっている。バスタブはなく、シャワーブースが設置されている。お湯は問題なく出た。ぼくはつかわないけれど、ドライヤーも用意されていた。
バスルームには、こんなふうにして、袋入りのシャンプー、リンス、ボディーソープが置かれていた。
お湯を沸かす電気ポットがあり、リプトンの紅茶ティーバッグが用意されていた。フルーツティーという、ふしぎな味の紅茶だった。
中庭に面した窓
窓はひとつだけ。中庭に面していた。
夜ともなるとこんな感じで、「静謐」という言葉をそのまま中庭にしたような光景だった。
朝になってみると、教会の尖塔がすぐそこに見えることに気がついた。
静寂のなか、ときどき教会の鐘が聞こえた。
朝食会場のカフェ
朝食は一階のカフェでとる。そこもまた趣のある部屋だった。
ホテルの公式サイトへのリンクを示しておく。