開聞うろうろ 2 ──JR開聞駅

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開聞駅

近くの開聞駅にいってみた。JR指宿枕崎線。単線である。

開聞駅はすてきな駅だった。ロータリーがあり、ミニバスが一台停まっていた。コスモスが植えられていた。ホームは芝だ。きれいに刈り込まれている。ホームに沿って桜が何本も植えられていた。付近の住民に大切にされているのがよくわかる。

バドミントンの少年

その前で男の子がふたり、バドミントンをしていた。ディフェンダーを見てプレーを中断して待っているので、どうぞ続けてくださいと言ったら「なーんだ」とうれしそうな顔をして再開した。

時刻表を見た。停車する列車は、枕崎方面行きが一日に8本、指宿方面が7本。

いつのまにか少年たちの姿は消えていた。

ミニバスの運転手さん

ミニバスから降りてきた運転手のおじさんと話をした。かれはタバコをふかしながら、このバスはここの始発で、指宿まで行く、このあたりではいちばん短いルートで、だいたい45分ほどだと教えてくれた。そこへもう一台バスがやってきた。転回したと思ったらすぐに行ってしまったが、ふつうのサイズのバスだった。あちらは池田湖、知林ケ島など指宿の観光地をまわるルートを一時間半ほどかけて走るという。

「まあ田舎のバスですわ」という。謙遜なのか自嘲なのか、その両方なのか。「それでもバスを頼りにしている方もおられるのでしょう?」とぼくは言った。「まあ」と一拍おいてから「そういうことですわ」と運転手は答えた。

そして、二つ隣の西大山駅はJR最南端の駅で、パワースポットで観光客も来ていますよと教えてくれた。丸顔で、鷲田清一先生に似た人だった。

その3へつづく

開聞 2015/09
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さんぽのしっぽ

長谷川 一 明治学院大学 文学部 教授。博士(学際情報学)。専門はメディア論、メディア思想、文化社会学。散歩旅を愛好。メインブログ「散歩の思考」。

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